2014年5月12日月曜日

名古屋市美術館  マインドフルネス! 高橋コレクション展 2014

名古屋市美術館で開催中。
 マインドフルネス! 高橋コレクション展 決定版2014に行ってきました。


~6/8

名古屋市美術館公式HP → http://www.art-museum.city.nagoya.jp/tenrankai/2014/takahashi/








魂の底に触れた。



・・・そう感じた、このコレクション展。



あなただけじゃないんだよ。
そう感じているのは。



と語りかけてきてくれる
現代美術作品群。




世界が流れ込んでくる。





作家の身体感覚


を、どこかで感受しながら、


魂が深いところで癒される。




今現代も生きている作家たちが作る作品との共時性。
私も生きていてこの世で感じる違和感と摩擦と痛み。




なぜか、
なんか
必要なもの

って

やっぱり

理屈じゃなくて
ヒツヨウなものだ




インターネットやPCのクリックひとつの
速さに慣れてしまっている
気づかぬうちに



ダイレクトで
生々しくて
生理の経血のような
業や血

普段生活していて目をそらしてしまうこと
無意識に落としてしまうこと

それらを昇華して
生きていくこと



そんなことを考えていた。




特に好きで足を止めたのは、
塩保朋子さんの作品 Cutting Insight






神気。




うすいレースのように細かい柄で切り抜かれた
大きな紙なのだが
その細やかな模様を見ていたら、


そうだ。
このように

感情の襞(ひだ)というものは

感覚というものは 動いていく

見えるようにすれば
このような繊細さを持って

大きく壁一面に立ち昇ってきたし

立ち昇っていくだろう。


と。

今まで自分が使ったことのないような
ボキャブラリーが浮かんでくる。

ひとつの

「すでに死んでしまった」「完成した」「物言わぬ」

作品たちではなく

そこで生身のわたしと
生身の作品が
向かい合うときに

人間同士が話すよりも
鮮やかで
おしゃべりな
会話が始まる。





**********************



日本現代美術コレクター DE 精神科医の高橋龍太郎氏のコレクション展。

高橋龍太郎氏が、フリーペーパーのインタビューで、

「現代美術を買うのは体力が必要。

作品と向かい合うのは体力。

そして、それを買うかどうか、決めるのには体のコンディションがすべて」

という旨おっしゃっいて。精神科のお医者さんなのに、現代美術の作品を買うなんで

オモシロい人がいるなあ・・・と。

印象に残っていた。

なので、

キター!!!名古屋市美術館。と喜び勇んでそそくさ馳せ参じました☆






現代美術と私。

の関係といえば・・・

高校時代から、美術手帖や、芸術新潮 (両方とも、美術系の内容の雑誌)を

読んで脳内妄想トリップ☆

大学時代は埼玉にある親戚の家を拠点に

東京の美術館を巡り♪


美術全集や写真集など、時間の許す限り、何時間でも見ていられる

CHO美術オタク☆ な私としては(作品名とか、作家名はそれほどくわしくなくて

なんとなく見ているのがスキ、というだけ)

もう垂涎の作品ばかりでした!!



金沢の21世紀美術館( https://www.kanazawa21.jp/ )に去年行ったときも

そのあまりの幸せの恍惚感に、

何時間でも・・・・閉館時間まで

ぼーーーーーっと味わって

しちゃったのを思い出して・・・♡





草間弥生、
奈良美智
村上隆

etc etc...

「ああ~!!!これ、写真で見たことあるッ!!!」

と内心絶叫するものばかり。


・・・なのだが、私が行ったときは

会場はとても空いていました・・・


お客さんが意外といなかったのでビックリ。



大好きな作品ばかりだし。

有名な作品が多いし。


混雑を覚悟していたのに。


私としてはミーハーボルテージMAX!!!なのに。。。。

ノリノリ最高潮!!!!なのに・・・?

東京だったらもっとお客さんが来るのかしら?

名古屋だから、こんなにお客さんが少ないんだろうか?


これが日本の現代芸術の、現状なのかしらん?


と、脳内ハテナマークでいっぱいになてしまったのでした。





ああ。もっと、芸術作品や美術館が

日々の生活で、

特別なものではなく、

どんどん身近になるといいなあ。



今生きにくい人を

救うという役目が

美術にはある。




よくわかんなくて

説明もできなくて、

短期的に見たら

ムダかもしれないけれど

なぜか切実に必要なもの。


その芸術の力を私はずっと飢餓レベルで

欲してきたし

これからもずっと

関わっていくだろう。

信じたいし、できる範囲内で広めて行くことに関わっていきたい。

その力を。


そんなこんなを、ツラツラ思ったのでした♪

6月8日(← 私の誕生日っ!!笑) まで名古屋市美術館で開催中☆

ぜひ、機会ありましたら、足をお運びくださいね♪

現代に生きている私たちにとって、一見の価値ありです。




http://www.art-museum.city.nagoya.jp/tenrankai/2014/takahashi/


























0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。