「幕が上がる」平田オリザ原作
高校演劇部員をアイドル・ももいろクローバーが演じた
平田オリザさん原作映画。
かなり以前に見たのですがこの感想を。
さわやか。
重みがない。
あれって感じで、片手でつかんだと思ったら
気付いたらすりぬけていたような透明感を感じた物語でした。
文句を言っているのではなくて、
大人だったら、恨み・つらみ・怒り・悲しみが体の底に溜まっていて
鎖になっている部分が、
10代の高校生では
無くてただ、すぐに変われる次の準備ができている。
という軽やかさを感じた。
これは、高校生や10代と接してると感じる部分。
次の瞬間に変わっていく
その若さと早さが凝縮していたような映画でした。
そう、こんな時間を感じていたんだったっけ。
個人的な体験としては、
高校×演劇 は
高校時代演劇部ながら、いろいろと自分ができなかった
自分自身の暗黒時代・高校時代のトラウマてんこもり
で、こわい~(><)と
避けていた映画だったのですが、
今年の秋、自分の母校の文化祭で3年生の演劇を見ていたら、
あら~と。
自分の中にずらずらと、
脳内演出案が浮かんできてしまい、
演劇っておもしろいな!板の上ではなんでも有りなんだな!
と気づいてから
演劇への興味が前のめりに。
20代後半、演劇の演出をやりたい~!と
思っていたのを思い出しました。
(今はちょっと棚上げ中)
ももクロの、 走れ!
映画「モテキ」で初めて聴いて好きになった曲です。
次に動こうとする、その初期動作って
実は軽やかでいいんだよ。
力は不要なんだよ。
って教えてくれる気がします♪