伊勢・猿田彦神社さんから
彼女のことを書くのは難しい。
彼女のことを好きだというのは難しい。
どこかで誤解が生じてしまって
そこで、ぶつかると私が心身消耗するので
ついつい隠す癖がついている。
彼女の本を
彼女の言葉を、
彼女の生き方が、好きだということを。
・・・彼女、というのは蝶々さん、
という作家さんのこと。
銀座ホステス、コピーライターOL中に、作家デビュー
小悪魔な女になる方法、がベストセラーに。
小悪魔ブームを作り出した人。
・・・というだけで、ある種のイメージができてしまっているので・・・
実際に、冷静に彼女の本を読んでみると、
やはり天才的なコピーライター
キャッチコピーを作り出すのがうまい。
そして、彼女の言葉から実生活に与えていく
影響力がものすごい。
常人を越えたエネルギーや
時代を読む目、見えてしまう感覚をもとに、
せっせと泥をかぶりながら
手作業と地道な仕事をしている方だと思う。
「小悪魔」
から
「聖俗」
へ。
・・・って彼女は最近、
スピリチュアル話&伊勢&出雲の話が多いんで、
どうも誤解され気味だけれど、
私にとっては(あくまで、私にとっては)
とても、まっとうな事を言っているように、
すとん、と言葉が降りてくるのです。
「聖と俗は、別々ではありえない」
とは、
この蝶々さんと作家・よしもとばななさんの対談本「女子の魂!」で
あった言葉だけれど・・・ほんま、そう。
伊勢神宮の外宮にある、
「せんぐう館」で、毎時間、本殿実物大の模型を前に、
神職さん(同世代あるいは20代ぐらいの若い方々)が、
スーツ姿で、説明をしてくださるのだが、
その使命感や、様々な人に伝えていく姿勢に
妙に共感してしまって、ずーっと一時間ぐらい話し込んでいたことがある。
その時に、教えてもらった。
「昔、災害があったとき、人は山に逃げました。そうすると、
仙人(にんべんに、山)になり、
そして、平和になると、谷(平地)に降りてきました。
そうすると、俗人(にんべんに谷)になったんですよね。
つまり、仙人も俗人も一緒なんですよ」
と教えてもらって、ぴーーーん!
つながった!!!!と☆☆
仙人←→俗人
は、二極化して別々に考えてしまうけれど、
誰だってこの陰陽・聖俗の側面は持っているでしょう。
私だって、
内面ヤンキー・ギャル・ミーハーと、
アカデミック、硬い・メガネまじめ優等生ちゃんと、
人を振り回す悪魔的な顔、
他人に対しての助けたい天使・天女・女神的な顔、
あるな~って感じるしな・・・
別に、ねらってるのではなく、自分が自然とふるまっていれば、ね。
教師だって、聖職、と呼ばれるけれど・・・
俗人としての俗なところが、振り切れてるひとほど、
また、両極で鍛えられてバランスが取れるのか、
授業が面白くて生徒からも人気がある気がする・・・
彼女の本は、結局、
「目の前のことをきちっとやろうよ!」
「そして、日々の生活をきちっとしていこうよ!」
という、村上春樹さんも、内田樹も、
よしもとばななさんも、他もまあ、突き抜けている人が
言ってることと同じことを、
手を替え品を替え言葉を替えて言ってくれている。
人が変わっていくには
自分の行動を変えていくしかなくて、
その行動を変えるためには言葉があって、
そして今の時代のような価値観の大転換期、
昔からの「とにかくやれ!」って一喝するのでは
動けないエネルギーパワーのところを
するするとほどいて、
ゆるめて、
アクセスしてくる。
そういう力がある。
彼女の言葉は。
彼女の存在感は。
最前列・蝶々さんの真正面でした☆
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