2013年10月30日水曜日

聖俗 蝶々


伊勢・猿田彦神社さんから




彼女のことを書くのは難しい。
彼女のことを好きだというのは難しい。


どこかで誤解が生じてしまって
そこで、ぶつかると私が心身消耗するので
ついつい隠す癖がついている。

彼女の本を
彼女の言葉を、
彼女の生き方が、好きだということを。


・・・彼女、というのは蝶々さん、
という作家さんのこと。



銀座ホステス、コピーライターOL中に、作家デビュー
小悪魔な女になる方法、がベストセラーに。
小悪魔ブームを作り出した人。



・・・というだけで、ある種のイメージができてしまっているので・・・



実際に、冷静に彼女の本を読んでみると、
やはり天才的なコピーライター
キャッチコピーを作り出すのがうまい。

そして、彼女の言葉から実生活に与えていく
影響力がものすごい。



常人を越えたエネルギーや
時代を読む目、見えてしまう感覚をもとに、
せっせと泥をかぶりながら
手作業と地道な仕事をしている方だと思う。


「小悪魔」

から

「聖俗」


へ。


・・・って彼女は最近、
スピリチュアル話&伊勢&出雲の話が多いんで、
どうも誤解され気味だけれど、

私にとっては(あくまで、私にとっては)
とても、まっとうな事を言っているように、
すとん、と言葉が降りてくるのです。





「聖と俗は、別々ではありえない」

とは、

この蝶々さんと作家・よしもとばななさんの対談本「女子の魂!」で
あった言葉だけれど・・・ほんま、そう。

伊勢神宮の外宮にある、
「せんぐう館」で、毎時間、本殿実物大の模型を前に、
神職さん(同世代あるいは20代ぐらいの若い方々)が、
スーツ姿で、説明をしてくださるのだが、

その使命感や、様々な人に伝えていく姿勢に
妙に共感してしまって、ずーっと一時間ぐらい話し込んでいたことがある。


その時に、教えてもらった。




「昔、災害があったとき、人は山に逃げました。そうすると、
仙人(にんべんに、山)になり、

そして、平和になると、谷(平地)に降りてきました。
そうすると、俗人(にんべんに谷)になったんですよね。


つまり、仙人も俗人も一緒なんですよ」



と教えてもらって、ぴーーーん!


つながった!!!!と☆☆


仙人←→俗人

は、二極化して別々に考えてしまうけれど、

誰だってこの陰陽・聖俗の側面は持っているでしょう。

私だって、

内面ヤンキー・ギャル・ミーハーと、

アカデミック、硬い・メガネまじめ優等生ちゃんと、

人を振り回す悪魔的な顔、

他人に対しての助けたい天使・天女・女神的な顔、

あるな~って感じるしな・・・

別に、ねらってるのではなく、自分が自然とふるまっていれば、ね。





教師だって、聖職、と呼ばれるけれど・・・

俗人としての俗なところが、振り切れてるひとほど、
また、両極で鍛えられてバランスが取れるのか、
授業が面白くて生徒からも人気がある気がする・・・





彼女の本は、結局、

「目の前のことをきちっとやろうよ!」

「そして、日々の生活をきちっとしていこうよ!」

という、村上春樹さんも、内田樹も、
よしもとばななさんも、他もまあ、突き抜けている人が

言ってることと同じことを、
手を替え品を替え言葉を替えて言ってくれている。

人が変わっていくには

自分の行動を変えていくしかなくて、

その行動を変えるためには言葉があって、

そして今の時代のような価値観の大転換期、

昔からの「とにかくやれ!」って一喝するのでは

動けないエネルギーパワーのところを

するするとほどいて、

ゆるめて、

アクセスしてくる。

そういう力がある。


彼女の言葉は。

彼女の存在感は。
































最前列・蝶々さんの真正面でした☆



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