2014年11月10日月曜日

N chan のこと



小浜島でできた友達が、ひとり
島を去って行った。
契約期間が終わって、
さまざまな変化があり、
そして、旅立ち。



最初に彼女に会ったときの印象は、


美人。だけど、硬い。

人見知りでガードが固い。

そんな感じだった。

だんだん話すようになっていって、

どんどん彼女が自分の持っているエネルギーや
カラダ形よりも、自分を小さく小さく見せるように
していることに気づいていた。


LINEを彼女とやるようになって、
私とのやりとりで、初めて「スタンプ」を使った!

と聞いてびっくりした。


(私は、なぜか、相手にとって
『初めてこんなことを、あなたに話した』ということを
告白されやすいし、
言われやすい。)



かたい表情で私の部屋で、
いろんなことを話してくれた時に、
ああ、私は無力だな、と思ったものだ。

高校生に対しては、
教壇に立っていた。
けれども、同世代に
何ができるだろうか。

セラピストとしての技量もない。
ヒーラーとしての知識の中途半端だ。

仕事を途中で辞めるということは
この島から出ていくということ。
なんとしてでも、同日に入った同期としてそれは
止めたいところ。

けれども、何ができるだろう。
自分のカラダやココロとは違う、
他人に対して。

それに悩み、SNSの closedのグループに
よく書き込みをしたものだった。

結局、それは私自身のためにしたかったことで
私自身が成長していくこと、
変わっていくことだった。

彼女の後ろから
仕事道具のカートを押しているとき、
その体調の悪さに
ふらついているのを見て
心底心配したこともあった。


だけど、


彼女の感性や直感は、
すくすくと
行動によって、
変わっていった。



同僚や先輩に守られて、
そして、顔つきも瞳の力も
どんどん変わっていって。

彼女に話すと、
すとんと、言葉を素直に
受け入れているのがよくわかる。


自分に厳しく
まず動くことが大事だと
分かっている彼女は、

一見すると
すごくか弱くて
繊細すぎるように見えた。

けれど、ぐぐっと
ギリギリ(そうに見えて)
持ちこたえて、
ちゃんと、光の方に
伸びてゆく力があった。


彼女が島を離れて
ぽっかりと空いた気持ち

そして私自身が
変わっていこうとする気持ち



ぴったり重なってシンクロしている。


お互いにひとりっこで
なんとなく
感性が似ていて

言葉にすべてしなくても
空気で語り合うことができた。
寮の狭い部屋で。

あのタカラモノみたいな時間は

これからお互い
どこにいようと
人生の宝物なんだな、

と思うのだ。


何歳になっても
こういう経験ができる幸せ。

Nちゃん、ありがとう☆




















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