2014年2月27日木曜日

読書「人を助けるすんごい仕組み」西條剛央

スピ部読書会、3月課題本「人を助けるすんごい仕組み」読了。
http://starbow737.com/?p=292

http://www.amazon.co.jp/dp/4478017972
























3.11の話は、いまだに泣ける。

この本に限らずに、あの津波の光景とか描写とか
人が亡くなった話を読むだけで、自動的に涙が落ちてくる。


写真はもっといけない。
以前、大学図書館に置いてあった、3.11の被害の写真集を見ていたら
これまた自動的に涙が重力に逆らわずに落ちてきた。
震災後、1年か2年たった後の話である。
おそらく、今もそうだろう。


なので、私は、仕事の前に、
極力、3.11関連の書籍・ニュース・写真・映像等々見ないようにしている。
朝も、見ないようにしている。(一日中、その悲しみのトーンで覆われてしまうから)
それぐらい、ダイレクトに悲しみに全身が包まれてしまうのだ。

私は、東北に身内がいるわけでもなく、
誰か知っている人が直接的な被害に遭ったわけでもない。


だが、あの日の恐怖は一生忘れないだろう。
インターネット上で情報は錯乱し、
テレビは高い波が、家を飲み込んでいく様子を何度も放送していた。
日本が壊れてしまった、と私は
襲い掛かる情報の中で、なんとかしようと上を向いて
息をしているだけで、精いっぱいだった。



そんな日々も昔の話となっただろう、と
今回の課題本を読み始めたら
また
いけない。

この本の前半半分を、泣きながら読んだ。
筆者の西條さんの身内の方も亡くなっているし、、
次々に、被災者に話を聞いていくと、誰かが亡くなっている。
・・・という話が、この本のメインではないのだが
まあ、その話を触れざるを得ないのだ。


仕方がないので、ティッシュ箱を抱えて、涙を拭きながら読む。
結局、泣いて体力と気力が続かず、
二日間に分けて読んだ。
私の読書量の速さならば、この本の分厚さは一日なのだけれど。


昔、村上春樹さんの本を読むと、
気分が悪くなって、寝込んでしまって、それでも読みます!というような
読者の話を読んだことがあって、

・・・そんなことってあるのかね?と
半信半疑だったが、私にとっては、3.11の話がこれである。



・・・しかし、冷静に考えると
なんで私が、3.11の件でこれほど感応し、泣いてしまうのか
よくわからない・・・。

ちょっと、30才の社会人にしては、憑依されすぎじゃないだろうか?
大体、これでは、題材として英語新聞も教材としても読めやしない。

阪神淡路歳震災でも、
その他毎日起こっている事件でも、
それだけでもなく、日々どこかで人は死んでいくのだけれど。

3.11が起こった時に、私は何もできなかったからだろうか?
それとも、あの時に感じた無力感と絶望感に
いまだに私はとらわれているからだろうか?

なんだか、それ以外に、もっと根本的な理由がある気がする。



まあ、それはおいおい、また探っていこう。
さ、さておき。



「人を助けるすんごい仕組み。」

を読みながら、
私自身がリミッター解除できていないことばかりだな、
と。

今いる場所で、仕事であれ、人生であれ、家族であれ

「もう、これ以上は変わらないだろう」と

私自身があきらめていることの、なんと多いことか。と。


あるいは、組織として硬直している日本の行政・お役所と同じように

私の心身。思考パターン、

いつのまにか陥ってるんじゃないか?

と振り返ってしまいました。




スピ部当日読書会が楽しみです☆


それにしても、西條さん、イケメンですね・・・うーんすっごく、好みのタイプです。
(こういう話で、こういうくだらないどうでもいい部分って大事ですよね♪笑)


ほぼ日刊糸井新聞リンク

西條剛央さんの、すんごいアイディア。 2011年6月27日更新
 https://www.1101.com/funbaro/index.html

西條剛央さんのその後とこれから。 2012年2月28日更新
https://www.1101.com/funbaro2/index.html

東北の仕事論。高田自動車学校 篇 2011年12月2日更新
https://www.1101.com/tohoku_shigoto/takada/index.html















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