2014年6月20日金曜日

映画「百万円と苦虫女」と、内田樹の「街場のアメリカ論」を思い出す。

このような住み込みのアルバイトをしていると思い出すのは

映画「百万円と苦虫女」



蒼井優ちゃん主演のこの映画。監督(女性)が、私と同じく

リゾートバイトをしているときに、ふと、

「百万円たまったら次の場所に行く」という生き方をしている女性が思い浮かんで

この作品ができたとか。

仕事中、浴室の風呂場なんぞを洗っているとき、ふとこの言葉が浮かびます。

たとえば、百万円貯めて、そしてまた次に行く。そんな生き方もいいなあ。と。

この映画の、主人公・鈴子の

次々に旅をして生きていく生き方、いいなあ。と

やりたいなあ。と

ずっと思ってました。




何を思うかと言うと。

やっぱり両親のもとにいて、

半分以上、イロイロ押し殺して生きていては

何もできないのだ。と。

じわじわと。

わかってきています。



そして、内田樹センセの「街場のアメリカ論」を衝動的にAmazon kindle paper whiteで買いました。

肉体労働をしていると、ふとこういう文章が読みたくなる。


http://www.amazon.co.jp/dp/4167773686


ここに、アメリカって国は、「低所得者層は、ジャンクな食品を食べる、

テレビを見る」という、「たいへんわかりやすい図式」でのカタチにならないと、

彼らの怒りは社会的に向けて発信できない。

その階級的な怒りを誰にでもわかる仕方で表象することを余儀なくされる。



という内容。


つまり。

私が今やっているような、肉体労働・バイト賃金(フリーター)で

同時に、文化的なことをmixさせていくのに、

日本はいい国だなあ。としみじみ思ったのです。


あと、私自身この仕事をしながら、

「成り上がってやろう・成金になろう」

という気分には特にならない・・・

おそらく、一昔前なら

アメリカンドリームらしく

「オレ・私も、このオレ・私が掃除しているような部屋に

泊まれるようになるぜ!」と

夢を描いたのだろうけれど。

どうも、私がほしい将来はそれじゃない・・・


そんなことを、ぼちぼちと考えながら

今日も生きています☆














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