2015年6月15日月曜日

「スーパー高校生」って大変そうだ

twitterのつぶやきよりまとめてみました☆




「スーパー高校生」という子と接する機会がある。



大人顔負けの企画力と実行力を持ち、いい視点を持っている。
あ、たしかに、私より頭いいねえ、とよく思う。

周囲に力を持つ大人を引き付ける縁もある。
それも本人のパワーだねえ。


話していればどこまでも、軽やかに思考が飛んで行けるような、
打てば響く理解の速さ
左脳がくるくると回り

十代特有の伸びと接続が早く、
刷り込みも限界設定もないから俺様・圧倒的な自信を兼ね備えつつ
脳神経細胞シナプスが有機的につながって、
成長していく音が聴こえてくるような。

はー快感。


というところに快感原則があるので、
教師職が好きなのだろうな、私。






しかし・・・冷静になるとね。
「スーパー高校生」の「スーパー」ってなんだ?
どこのスーパーマーケットっすか?(冗談です。笑) 




そして、大変そうだな、と思うのは、
周囲の20代、30代、それ以上の年齢の、

技術を持った大人が、
すでに16~17歳と言う年齢で仕事仲間として 
立ち現われてくること。 


ただでさえ、自意識過剰な年齢で、自己評価と他己評価のズレが大きい時期なのに、
それに加速してまた、そのズレが大きくなること。
自分を俯瞰してみる視点がまだまだ無いこと。


周囲の大人の立場からそれぞれ投影されること。
大人のみならず、同世代からも、
自覚的であれ、無自覚であれ、劣等感、嫉妬、エゴ、誤解、
それぞれの解釈をぶつけられる総量は大きそう。

だから成長できるとも言えるだろうが、まあ
(CHOざっくり言って、)苦労も多いだろうなぁ。


「高校生」というブランドを自分で名乗って大人の思惑に
からみとられていっているのではないか? 
わざわざ踊らされに行ってるのではないか?と。 

別に本人が悪いとも言い切れない。
それを準備してきたのは大人、私の側にもある。





今思えば、私自身の高校にも、
いわゆる「大人顔負けの能力を発揮する高校生」はたくさんいた。
数学オリンピックに出続けている同級生、
絵画においての目覚ましい活躍をする友人などなど。 

いつの時代だって、とびぬけた活動をする
10代はいる。





それに対する対処法は? 

と思うと、


イチロー(野球選手)が、名電高校時代、
甲子園が終わった時に、周囲の野球部員が負けて泣いているのに、彼だけが淡々と、
(さあ次はプロ入団だ。プロへの道のりの方が長い)と、準備していた。というエピソードが浮かぶ。

プロ野球人生の方が長い。
その後の彼の活躍、自分自身の冷徹なまでの目や自己調整の連続の日々は推して知るべし。
(「努力する天然ものは最強ですね」とはイチローを評した知り合いの言葉。)

感情に流され過ぎないで、自分の中の小さな小さな、静かな声に耳を傾けてる。

自分を俯瞰して淡々と 
違う自分カメラから見られるかどうか。
その視点を少しでも育てられるかどうか。だろうか。



私のあくまで
個人的な問題意識。


子役タレントで活躍した芸能人が思春期や
10代後半20代後半になると荒れてしまうという例も見てきているから。私は。


何も分からない子供がその当時の
全能感のままで生きて行こうとすると、、
成長して、身体的にも精神的にも社会的にも違ってしまえば、
当然おおきなズレが出てくる。

現実との乖離感がすごいだろう。
今まで通りにはいかなくなる。

ここで、メンタルサポートとしての、
ヒーリングがとっても有効な気がするんだけど。



そこから、また何を選ぶかは本人次第。

新たなチャレンジや、今までの皮や役割分担を破るための自ずと何かが必要となる。

私は、そういうスーパー(って何度も言うけどナニ?)高校生(って、単純に一般化して、くくれる存在もいない、繰り返すけど)という名前をつけてしまった
大人(って存在もいないが・・・)の責任の一端で、

言語化する説明責任義務や、水を差すような冷静な意見を言う立場。




そして、その高校生が、
ひとりの等身大の悩みや苦労を、大切にしてくれや、と思う


かわいい、その悩みや苦労は、
とてもあなたにとっては、大事なもの宝物なんだよ。と。 
周囲と圧倒的な違い(と感じるかもしれないところ)に悩んでも、怒っても。 

と。





時に自分は特別なんだ、と、特権的な意識を持つかもしれない。
(私だって32歳ながら、時々持つ。笑)

それだって、何か結果を出していくための
起爆剤になるから
罪悪感をもつところでもないし。




正直、今のコミュニケーション能力&技術を持ったまま
高校生に戻らせてあげるよ、と神様に言われても即拒否する。(笑)

今の能力のまま戻ったら、「スーパー高校生(笑)」になれるんだろうけれど(笑)
激しく傷つきまくるだろうからなあ、あの柔らかな感受性の中で。


やだよ!
あんなに不自由で周囲の大人の思惑の中にでしか
生きられない窮屈な、場所。(笑)









スーパー高校生だろうが、スーパー大学生だろうが、32才だろうが、

まだまだ何もわからないからね

大丈夫。


世界は
ずっと、ずっと、大きいからね


今いる場所は、まだ点で


狭い場所だからね



そんな自意識もエゴも


吹っ飛ばしてくれる



出会いも、人も、世界中の国や地域も 出来事も、



まだまだこれから準備されてるから。


















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