2015年5月24日日曜日

涙と「愛してる」



友人が亡くなった。


突然だった。
唐突過ぎた。

朝に受信した、
メールの字面の意味がわからなかった。
文字がわからなくなった。


何度も読んだ、そのメールを。
ダンナさんが、痛恨の思いで、彼女の遺品の携帯電話から
打ったメールを。



私の誕生日(6月8日)を予定していた赤ちゃんが彼女のお腹にいた。
まだ29歳だった。




くも膜下出血で、先週の月曜日に亡くなったという。


言葉がなくなった。

このように知人がいなくなるのは、生まれて初めてだ。



信じられなくて、共通の知人に
連絡が取れない。


1週間ぐらいしてから、友達には連絡しようかと思った。
本当なのか?と。
そしてどう感じればいいのかもどうすればいいのかもわからなくて。



だが。違うな、とすぐに連絡した。
この頃疎遠になっていた、友達と電話をした。
彼女が、つないでくれた縁。





蝶シス(蝶々さんという女性の作家さんのファンのメンバー)
の中でも、コミュニティ内でも、
静かに衝撃を持って、その波紋は広がっていた。







もう、彼女がこの世からいなくなる前の
自分には戻れない。



目の前の現実と、違うことがずっと体内で回ってる。


涙が勝手に流れる中で。

ただ、淡々と作業をした。
まだ入ったばかりのバイトの職場の人には言えていない。



お金って、なんで価値があったんだっけ?

私が働くってことで何が産まれるんだっけ?


そんな問いが、ふと浮かぶ、くるくる回る。


価値や意味が逸脱する。

突き抜けるほどの疲労感と虚無感

虚脱感が体を襲う。


ぐったり・・・






出会いは、石垣島の離島ターミナルで
生まれて初めて会ったのに、目を見て手を振り合った瞬間から、
すぐにいきなり盛り上がって
わーわー語り合った。

飛行機の中で、彼女から私の席に来てくれて、
それで
「天使・天女機上会議だねっ♪」

なんてノリノリで話した。












彼女が、私に耳元で今
何を言うのか、想像した。

白くて、天使のようだった彼女。


「よしこさん、よしこさん自身がすでに持っているものを大切にしてください」




私は、どれだけ私をおろそかにしてきたか。

私はわたしを愛してきただろうか?

自分を愛してる、愛ベースの選択をしてきただろうか?






自分の気持ちに。
自分が感じることを、一番にしてこなかった。
一番優先してきたのは、思考。

そして周囲の人にとっての、「私が作った私像」私イメージから
逸脱していないかどうか。

プライドと、ガチガチの頭の塊だ。


この場の空気を乱さないかどうか。

その会社や所属する組織から逸脱しないかどうか。

優秀な社員の振る舞いができているか?

その場での、求められる部下になっているか?

自分が、愛しているか・愛していないか、
どう感じるか、


ではなくて、

相手の気持ちと都合ばかり

優先していた恋愛をしていたのでは?














自分が隠してきた部分に、
抑圧してきた部分を、
出そうとしてこなかった部分に復讐されている。
見事にそれが、具現化した現実が来た。







彼女から受けた好意や慕われた気持ちを、忘れたくない。
そうやって強烈に他人から必要とされる時が私には時々あるんだけれど、
そういう自分を受け入れきれずに来た部分もあるし。
彼女は周囲の人に、その混じりっ気なしのスレてない、
人の好さで、明るい気持ちを与えていたと思う。










人から好かれる自分が、キライだった。
人から頼られる自分が、キライだった。



・・・やっと言葉になった感じ。
これなんだな。


人からの好意を受け止めることができなかった。
人から好かれる自分を、受け入れられてこなかった。自己受容。



自分を低い位置に置いておきたい。
自分は卑下していた存在でありたい。
悲劇のヒロインで居続けたい。
愚痴を言い続けられる、甘えられる、
不幸な存在で居続けたい。
未熟で中途半端で幼い状態で居続けたい。

20代のように、
わからないことが多くて、
そして、助けられ続ける存在でありたい。




一番認められたかったのは、自分に、だったのに。


親でもなく、世間でもなく、学歴でもなく。
中学時代に、オール5をとることでもなく。

高校教師を辞めてしまったのに、
今でも、「元高校教師です」と言うのはなぜだ?

自分の履歴や、20代の人生を半生を
滔々と語ってしまう、痛い自分はなぜだ?

それで、また相手の履歴や、本音を聴きだそうとする

なんだか、暴力的な応酬や
ぐいぐいと入りこみすぎる、

過剰に相手に尽くしすぎる、
自分はなんだ?


「ホメ言葉ばっかりだね!」
ある人のワークショップ後の懇親会で言われて、ハッとした。

ホメ言葉に偽りはどこにもない。
純粋に素直に言ってるだけだ。

ほめ言葉が言えなかったから、20代の一時期
相手のいいところをずっと言語化することを意識的にやってきた。


でも、同時に違和感がやってきた。


「これだけホメてやってるんだから、あなたは私に何をくれるの?」
そんなゲスい自分に気づいた。
もちろん、すべてではないが、その圧が自分の中にある。


これは、・・・ちょっと、違う。
私の目指す光の方向じゃない・・・

もうまた次に動くときが来たのだ。











亡くなった彼女に送ったメールを見直した。

小浜島に。沖縄に住み込みで働いていた時のメールの応酬。

そこに今のヒントも詰まっていた。


なっちゃん(starbowのセラピスト)のfacebook
からの、去年の、コピペ文章まで出てきた。


****************

最近、浮気だどうだ…
いろいろ聞くこと多いけど、、夏だからかな?(笑)

べつに旦那が浮気してもいいじゃんねー、というのがわたしの意見(あくまでも個人的な意見で、それをだれかに押し付ける気はないけどね)

自分が愛した男が、だれかに抱きしめてもらえる。慰めてもらえる

それは、幸せな事だと思います。

『浮気したから別れる』というのは
『自分の思い通りにならなかったから』とか、『自分だけのものにならなかった』からイヤってこともでもあるよね。

あと、オトコに額面通り愛される事(誠実に、大切に、経済的に、精神的に、継続的に)=自分の女のとしての価値

としてしまうと、またややこしい。

そうでなくて、
浮気しようが、浮気しなかろうが
甲斐性があろうが、なかろうが
嘘つきだろうが、そうでなかろうが

目の前の男を愛していたら側にいればいいし、愛してなかったら捨てればいい。シンプルに。

相手がどうであろうと、自分の価値を信じていればいい。

浮気や不誠実を引き合いに出して、わざわざ泥沼にはまらなくてもサ。

愛してるか、愛してないか。

そんだけの事でいいと思うけど、、

ダメかい?


*************




私がこの地球上に
生まれ落ちた意味。

投げ入れられた魂として何ができるのだろうか?

一人でも多くの人に。貢献すること。



自分に、素直に、素直に。素直に生きてゆくこと。




天使の、まみちゃん

この世に、光を愛を、

あなたの優しさを、記憶を。ありがとう。本当に。 祈っています。

一生忘れないよ。 そしてあなたの記憶とともに、生きていきます。また、会う日までね。
































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