2015年2月11日水曜日

マンガ「3月のライオン」 10巻


バンプ オブ チキン  FIGHTER


3月のライオンのファンには
涙が出るほどうれしすぎる、
動く零君。(主人公)

羽海野チカさんのあたたかな線と絵が
そのまま描かれてる動画です。





羽海野チカ さんの マンガ 「3月のライオン」10巻

が出ていたのを全く知らず、
(チェックしている余裕が無かった)
書店の店頭で見て即購入。


私がリアルタイムで書店で買い続けてる数少ない(現在唯一?)のマンガです。


ちょうど、

に突然ひらめいて、久しぶりに行き。
雪の中の極寒の動物園は、人がいなくて、
遊園地も全然ガラガラでした(笑)

私はこの近所に住んでいて、
私の自分の二階の部屋からも、この東山動物園内にある
スカイタワーが見えて、

そして、幼稚園に上がる前から、ずっと来ていた場所なので、
中にある、観覧者も、ジェットコースターも、
全部ぜんぶ、思い出の場所なのです。

今日行ったら、平日だし、
人はいないし。
見かけるのは、現在休みであろう大学生のカップルか、
小さい子供連れのみ。

がらーんとした観覧車で、どぎまぎしてたら
係りのおじさんが優しく声をかけてくれて、
110円で乗れました。


「遊園地」「観覧車」と言われると、私はすぐに
ここの観覧車のイメージが浮かぶんですね。

「遊園地」のイメージも、一番最初に来た遊園地はここ。

そのレトロな内装や、昭和な、大丈夫・・・?て感じる
さびれ具合を見てたら、思い出したのは、
羽海野チカさんの、マンガ「ハチミツとクローバー」。

そして、羽海野チカさん、(ウミノ チカ と読む)のペンネーム自体が、
「海の近くの遊園地」 という音のアタマから確かとっているはず・・・

動物園の中はたくさんの動物たちがいて、
しかも、小浜島にいるときに、
どうも私はこの東山動植物園の夢を何度か見ていて、
実際に来たことがあるのか、夢の中で見てた景色なのか
わからん、というよくわかんない状態になってました(笑)




「3月のライオン」は、ヤングアニマルで連載が始まった時から
読んでいるのですが、ちょうどコミックが出たときに
私自身が、うつ病を発症し、
新卒で入った企業を
休職し始めた時期と重なっています。

絶望的な希望で、名鉄 神宮前駅にかつてあった、
ミスタードーナツでこのコミック1巻を読んで、
そして、主人公・零君の運命の過酷さこそが
自分のその時の状況と、まさに同じだ。と、
羽海野チカさんに長いファンレターを書いたのを覚えています。
(生まれて初めて、作家や漫画家の人にファンレターを書いたときでした)


連載がじわじわと続き、
巻数が増えて行き、

私が有松で一人暮らしを始め、
会社を休職しつつも
両親には仕事に行っているとウソをついていたときでも、

ずっとこのマンガは手元にありました。

私は、本を溜め込み過ぎて、
同時に、貯めたものを全部
一気に処分するという衝動が
交互に襲ってきて、

発作的に、ブックオフに売ったり、
衝動的に暴れ買いをしたり、と
繰り返してきたのですが、
このマンガ「3月のライオン」だけは
手放そうって考えが
一度も浮かばなかったです。


零君が、将棋にのめりこみすぎて、
体調を崩す時、
脱水症状を起こしたり、物を食べて飲み食いしなくて
危なくなるという場面があるんですが、


あの状況は、
ひとりきりで、うつ状態でじわじわと過ごしていた自分と
全く同じものでした。

当時、真夏の名古屋で、
食事をおろそかにしたり、
ずっとじっとしていた時があったので、

本当に脱水症状を起こしかけたり、
久しぶりに会った恩師に、
強制的にそのまま
親戚の家に送り込まれたり。

新しくその家を引き払って、
違う家に行ったときも
3月のライオンの新刊が出たら
必ず買っていました。



零君=自分

と、同化して乗り切って
生きていたたので、
当時仲の良かった男の子に
このマンガを貸したら、

「結構、キツイ内容だね。ハードだね」

と言われて、
え・・?とキョトンとした記憶があります。

この内容は、零君は、大変なの?と。


そうやって、じわじわと
私の人生と寄り添ってきた
3月のライオンが、10巻になって、
ストーリー上でも大きな転換点を迎えていて、

ああ、私もここまで来たんだな、
人生にマンガが一緒に歩むって
こういうことなんだな、と思いました。

あとがきで、作者の羽海野チカさんが、
手塚治虫文化マンガ大賞の
受賞のしらせをきいたとき、

突っ立ったまま、30分以上泣いてしまった。

とあったんですが、

ああ、それぐらいにこの長い間を
着実に戦い続けていたんだなあ、と

すごく実感しました。

マンガでしか表現できない部分で
戦い続けてきた、ウミノさんに敬意と感謝を。

そして、
私が、小浜島に行って、香川に行って、
また名古屋に帰ってきて、

しみじみとわかったのは、

私にとっては、仕事と言うのは、
働き続けるというのは
とても大きな存在で、大事なことだ、ということ。

これは、どうしてもゆずれないんだな、と。

そして、名古屋に帰ってきてふと思うのは、

出発前は、


私が考えてることや
感じてることは、
そのまま
言っちゃいけないんだ、
誰かに伝えちゃいけないんだ、
表現しちゃいけないんだ



とずっと思い込んでいた。
だから、苦しかったんだな

と。



3月のライオンの主人公・高校生・零君は、
すでにプロの棋士として
将棋での戦いを通じて成長していきます。

彼のプロとしての
仕事への取組みの姿勢。

羽海野チカさんのあたたかい、
絵本と同じようなエネルギーの絵柄。

登場するご飯のおいしそうなこと。

そういうひとつひとつが、
じんわりと染みてくるマンガなんです。




10巻の表紙が、

ひとのいない、
観覧車と、
そして遊園地の絵で、

今日行った、
東山動物園の

人気のない雪の遊園地との

シンクロに

おもわず、キュン、となってしまったのでした。




3月のライオンを実写化するんだったら、
東山動植物園の、遊園地で
ロケしてもらえないかあ・・・
観覧車や、乗り物を☆ 笑




















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