2015年4月20日月曜日

地元が大嫌いだった。



無限は君が否定した偶然から現れ出る  


マラメル 「コーネルの箱」より ♡




このところ、facebookで断片的につぶやいてきたことをまとめてみました☆。


地元(名古屋)が嫌いだった。


自分も嫌いだった。
自分がやってきたことも嫌いだったし
自分が選んだことも嫌いだったし


何をやっても、
すべてが破壊衝動とセットだった。


とにかく、
ロクな思い出が無かったから。
ここでは愛されないから。


・・・というフィルター&メガネをかけて、

今ここ・世界全部 を見ていたから。




・・・と、今なら分かる。






この場に、

縛り付けられ続ける

あらゆる要素がイヤだった。



家族。
親。
自分の経歴。
過去の人間関係。



地下鉄を乗っているだけで、
各駅から、
そこにまつわる、
自分にとっての、
悪しき思い出が
一覧で引き出されてきたから。





教員というのは、

地元にガッチリ縛られていて、

その仕事を途中で投げ出したということで

地下鉄でもバスでも
一歩家の外に出たら、
すべての人に責められる気がした。


北海道か、沖縄 に飛ばなければ私はおかしくなる!


と瞬時に判断して、

飛び立った。


昔の同僚から、ブログにコメント欄で
攻撃的な書き込みがあった。


生まれて初めて、ネット上で荒れた反応を受けて、
私は混乱して、怒り、泣いた。


これは、名古屋に帰ってきて
NVC(非暴力コミュニケーションと呼ばれるコミュニケーション技術)を
学んで、実践したら、解読できた。



そうゆう表現手段とボキャブラリーしか
彼の中には無かったのだ。


彼は私を
とんでもなく、心配していたようだ。



今になって過去を読み直せば、
自分は、愛されて守られてきたことが、ちゃんと上書きできる。


今ここで、 過去の意味は変わるんだな~
変われるんだな~


もちろん、これは徹頭徹尾自分のためにやってきたんだけれど

自分のために役に立つ!


・・と気づくと、
他の人に伝えることができるようになるのよね。



**********

土曜日は、友人の離婚パーティー(笑) @青猫さん in 藤ヶ丘



そこで、一部 読書会。(課題本を当日までに読んでいって、 その場では感想などシェア☆)
     二部 おふたりへの、質問会(笑) & 歌手ヨダアミさんの、素敵歌ライブ



知り合い、友達がたくさん来ていた。
読書会で知り合った仲間たち。
数年前までは、知らなかった人たち。
そして、離婚した元夫婦 の人徳、キャラクター、好かれていること、お仕事。
すべてが、重なって、ミラクルみたいに、
楽しい時間だった。

「離婚」というと、世間的なイメージで
腫れ物あつかい、触れちゃいけないタブーのコト。
悲劇、絶望、涙・・・そんなイメージしかなかったけれど。

こういう希望&愛のカタチもあるんだよね。
(男性にはなんだか、すごく酷なカタチの気がするが~ 
女性の方が、やはり変化は早いのだなあ)





読書会の課題本は、


の中の短編。ニョロニョロの秘密

結構読みにくかった・・・
象徴的だし突然文章飛ぶし、童話久しぶりだし。。。
地の文が、一人称なんだか、誰の気持ちなのだかわからなくなるし。
それでも、2回読んだら、読むたびに印象が変わっていく
見るたびに色が変わっていく物語。



あらすじは・・・

ムーミンパパは、ニョロニョロに惹かれて、
ふっと家を出て行ってしまう。ムーミンママは、
まあ、あの人は帰ってくるわよ。と心配してない。

ムーミンパパは、何もしゃべらないニョロニョロと
あちこち旅する、ニョロニョロに溶け込もうともする。

けれど、結局、ムーミンパパは戻ってくる。
自分の意志で、ムーミンママのいる家に。





自分から、
ふらり幻影を見てそれを追って
今までの場所を出ていく。

ニョロニョロはしゃべらないから、

ムーミンパパの一人相撲&解釈が続く。
パパは、ひとり盛り上がり、落ち込み、そして失望して

そして、結局、自分の家に戻る。





「これは・・・・・ムーミンパパの冒険・成長物語なんじゃないかな?」


読書会のテーブルで
そんな話が出たときに、

私の中で、ぴたりと符合があった。


この、ムーミンパパって私だ。と。



その、ムーミンパパの
揺れまくる感じは、まさに私が名古屋を離れて

いろんな人間関係と、ちょっぴりの経験を経て、

また実家に戻ってきた

その往還運動みたいだったから。





名古屋に負けて恥をさらすように帰ってきたと

(勝手に)思い込んでたけれど、

自分の意志で選んで
再びここに戻り

そして選んでゆく。


必要なものはそろってる。ある。
愛されてる。


そうやって、もともと
子供のころの自分と同じく

私の中には何も欠落が無いと気づいて
もともと満たされてるじゃん。

だから、未来も選べるじゃん。


と、ぐるっと、
気づいて。


「家にいても、ほんとうのパパがそうあるべきほどには、
自分はじゅうぶん自由で冒険ずきでいられるのだ、と。」



一節が好きでした。




友人の離婚パーティー
(円満離婚。 離婚した方が、エネルギッシュで超行動的な
人間離れした宇宙人状態の元お嫁さんが、
もっと自由に動き回れるから、との元ダンナさんからの愛情。

さくさく次の結婚相手を考えている元ヨメさんと、
未練たらたら愛情たっぷりの元ダンナさん。

男女の別れのドラマ・・・・)で


大笑いしながら、

そうか、本当に生き方って、自分で自由に、選べるんだなあ。

と、ふっと気持ちが軽くなったのと重なり。

いい時間でしたん☆





※要するに、これデシタ ⇒ http://ameblo.jp/kokoro-ya/entry-12015630911.html

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